雨のプラハ
( ペルッツさんはプラハ出身なのでプラハ写真を。Prague, Czech Republic )

2021年はレオ・ペルッツな年でした。
ディーノ・ブッツァーティの訳本をほぼ全て読み尽くして以来、ここしばらくは特定の作家さんに傾倒することもなくボンヤリ過ごしていたのですが。
そんな時、ペルッツ作品に出会ってしまいました。

どこに転がっていくの、林檎ちゃん」を読んで、本当に転がるようにペルッツ作品に一挙にハマってしまいました💧
最初タイトル見た時は「なんだコレ、変わったタイトルね・・・」くらいにしか思ってなかったのですが。読み終えるやいなや「ハイール!ペルーッツ!!!」と叫んでました(←不適切表現・・・III💧)。

偏執狂的復讐心に取り憑かれた主人公オーストリア少尉ヴィトーリンが、かつて自分の自尊心を踏み躙ったロシア人司令官に復讐すべく、「負のパワー」を撒き散らかしながら(←ホントはた迷惑・・・💧)欧州各国をめぐる壮大な追跡劇を展開する・・・という話ですが。
思わず「・・・ええ~💧」となるラストシーンは秀逸。   ええ話やった・・・✨(←いや、違う・・・III )。

「林檎ちゃん」ですっかりペルッツ作品に魅了されてしまったU田。続けて「ウィーン五月の夜」「スウェーデンの騎士」「夜毎に石の橋の下で」「アンチクリストの誕生」「ボリバル侯爵」「聖ペテロの雪」「最後の審判の巨匠」・・・・などなど書店&古書店で探し出し片っ端から読んでいってました💦

また、翻訳されてる垂野=プヒ先生(垂野創一郎先生)の「あとがき」も必読です。普段「あとがき」は読んだり読まなかったり・・な私ですが、プヒ先生の「あとがき」はいつも作品をより深く楽しむ手助けになってくれています。

そういえば。先月、プヒ先生のブログで「ペルッツの新企画」の告知がありました。なんだろう〜!楽しみすぎる。