人間の一番の友人と
イタリアの写真がないので・・・ベルリンの街角で撮影させて頂いたワンコ写真を。Berlin, Germany )
やばーーーーーいIIIII !!!!  完全にノーチェックでした!💦
ブッツアーティの新作が出ていたなんて!!!!  ちょっとおお~~!💢ちゃんと教えてよおお!!!💢💢(逆ギレ)。

先月末、思いがけないところからブッツアーティ新刊「動物奇譚集」の情報を知り、大慌てでオーダー。そして本日読了。

今年はブッツァーティ没後50年の年。確かに記念すべき年だし、新刊発行など何らかのイベントがあることは容易に想定できたハズ・・・IIII。
なんということでしょう💧コアなファンを公言してるのにも関わらず、そこまで考えが至らなかった自分が情けない・・・・III。

今回の新刊は動物が出てくるストーリーばかり集めた短編集です。全36篇、しかも2編が未発表作品。年代順に収録されており、読み進めること=ブッツァーティの人生をたどること、に。
東宣出版さん、長野先生、本当にありがとうございました。またブッツァーティを出してくれたら嬉しいです。

まずは最初の一編、つまり一番若い時に発表された「ホテルの解体」→ああ、そうそう、これこれ。ブッツァーティの世界観そのもの。
アスカニア・ノヴァの実験」→直接的な表現はないものの、施設周辺にジワジワと広がる不穏な空気。安っぽいスプラッター小説より、よほど怖い。

未発表作品の「塔の建設」→まるで・・・芸術家の一生あるある、を描いたような作品。彼の塔作りを手助けする動物たちは、芸術家に様々なインスピレーションを与える源なのでは?・・・と。また、若い時に作品を否定され、散々拒否され・・・しかし晩年、突然褒め称えられ評価されるものの、その時にはもう既に彼は年老いて疲れ果ててしまっていた・・・というアイロニカルな結末。

また、大の愛犬家ブッツァーティらしく、犬に関する短編もたっぷり収録されています。

進歩的な犬」→ 意識高い系ワンコのたどる数奇な運命。あのシーザー・ミランも、ひ、ひょっとしたら・・・そうなのかも?!  (ていうか。そもそもあのヒト、人間じゃないよね・・・💦)
犬魂」→まるで犬版「ワルキューレの騎行」。自身も死を意識しつつ、死を目前にした老犬の最後の姿を描いたお話。実はこちらはブッツァーティが亡くなる前年に書かれた作品です。この年、ガンが見つかったそう・・・泣。

ただ1編、どうしても読めない作品がありました。「いつもの場所で」です。ざっと目を通したものの、あまりに辛すぎて、胸が痛くて、犬好きには耐えられない描写があり、ちゃんと読めなかった・・・泣。

ブッツァーティの死後に編集された本ですが、良品ばかり選んでくれています。
ちなみに。表紙の絵もブッツァーティ作です。